Serendib Efreet
セレンディブ・イフリート
セレンディブ・イフリートは、ラバイアを除いてはまずめったに見つからず、大気の精霊のなかでもさらに小ない種族です。雪のような髪を持ち、大きくて青白い人間のようなこのイフリートは、大抵はその左の「手」で相手を捕らえ二つの口に運びます。伝説によれば、その手と口ははるか昔に彼らの1人が果たしたことに対して、プレインズウォーカーが奉仕の見返りとしてそのような姿を授けたのだそうです。イフリートの恐ろしい外見に新たな口が付け加えられたとはいえ、それは特に機能を持っているわけではありません。
セレンディブ・イフリートたちはしばしば恨みがましく、悪意に満ちた気質を持っているものですが、彼らを召喚したり支配するものに対してはよく仕えます。
しかし残念なことに、セレンディブ・イフリートは呪われており、彼らを仕えさせようとするものは、確実に自分の痛みと苦しみをもって代価を支払わなければならないでしょう。むしろ、セレンディブ・イフリートはこの代償としての激痛を楽しんでいるかのように思えます。
編集者の付記:セレンディブ・イフリートは、彼らよりも大きくて危険なセレンディブ・ジンと深い関係があります。それらのジンたちは自分たちが住む、すでに不毛の国土をさらに広漠なる不毛の地にすることに非常な関心を持っているように思えますが、そのジンを召喚する者にもまた呪いをかけてきます。
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